樟南の最速145キロのエース左腕・西田恒河(3年)が7回2安打無失点で9三振を奪い、初戦突破に導いた。

「球数少なく、テンポよく投げることを意識した」と、省エネ投法をテーマに力投。直球主体の入りだったが「直球を狙っていると感じた」と、相手の2巡目となった3回から、スライダー、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球を交え翻弄(ほんろう)した。1年秋からエースの大黒柱だが、6月の練習試合で最速を145キロに更新。上り調子で夏を迎えていた。