春の県4強の東洋大姫路は2回終了時点での雷雨ノーゲームになったが、14日の再戦で仕切り直す。2回までに再三、走者を出したが、バント失敗などのちぐはぐな攻撃が目立った。それでも、好投手の山下陣平投手(3年)の球筋を見たのは収穫だ。藤田明彦監督(64)は「スピードガンとは違って、手元で切れる。回転数が多い。ウチの子は差し込まれて。3番の根来は、あんまり空振りすることがないが、空振りした。仕切り直しですね。ほぼ1回り、打席が回ってきましたから」と話した。甲子園には春7回、夏12回出場して、77年夏に優勝した伝統校だ。次戦で強さを知らしめるつもりだ。