神奈川工が双子の西岡兄弟の活躍で5回コールド勝ちを収め、3回戦に駒を進めた。

1回。先頭の兄、西岡大騎(ひろき)中堅手(3年)がカウント3-1から左翼へ二塁打を放つと、2番の弟、優希(まさき)左翼手(3年)が初球をバント。これが内野安打となり、後続の適時打で仲良くホームを踏んだ。

3回も、無死二塁から大騎が右翼線へ適時二塁打を放って追加点を挙げると、優希が初球をきっちりとバントで送り、チャンスを拡大。双子が再三のビッグイニングを演出した。

普段は「ひーくん」「まーくん」と呼び合い、EXILEなど音楽の趣味も同じ仲良し兄弟。弟が「1番バッターの兄をつなげたい」と話せば、兄は「2人で1試合でも多く勝ちたい」と力を込める。

信太俊郎監督(39)は「何事でもコツコツ取り組める2人」と、さらなる飛躍を期待。西岡兄弟がチームをけん引する。