前橋育英が、桐生商に5回コールド勝ちを収めた。

4番中堅の皆川岳飛主将（3年）が大暴れした。1回無死満塁、初球を振り抜き走者一掃の先制中越え適時打を放つと、2回には右翼にソロ本塁打。3打数2安打4打点の活躍に「とにかく自分の持ち味である、フルスイングをしようと思いました。結果的にチームを勢いづかせることができて良かったです」と振り返った。

ダイヤモンドを駆け抜ける皆川にベンチからは「大将！」の掛け声が飛んだ。外丸東真投手（3年）は「技術面、精神面、どれをとってもチーム一番」という。オフの日も黙々と自主トレに励み、結果が芳しくない時も主将として先頭に立ち積極的に声をかける皆川の姿勢が作り出した愛称だ。まさに「大将」にふさわしい活躍を見せた皆川は「チーム、個人として1試合ごとにレベルアップしていきます」と意気込んだ。2回戦は館林商工と対戦する。