昨秋に続き、元プロ監督同士の激突となった一戦を札幌国際情報が制し、2大会連続、昨年の独自大会含め、3年続けての準決勝進出を決めた。

札幌国際情報は、先発木村が立ち上がり制球に苦しみ、3回表に2点の先制を許した。それでも4回裏、木村自ら適時打を放ち試合を振り出しに戻した。7回表に再びリードを許したが、その裏、先頭打者として左前安打を放ちチャンスメーク。さらに安打と犠打で二、三塁とし、3番佐藤が三塁線を破る2点適時二塁打で試合をひっくり返した。その後は点の取り合いとなったが、最後は木村が踏ん張り、1点差で逃げ切った。

前回の対決では、古溝克之監督(57、元阪急など)率いる函館大有斗が、有倉雅史監督(54、元日本ハムなど)率いる札幌国際情報を、延長戦の末に下していた。借りを返した形となった有倉監督は「監督同士がどうこうというより、選手が頑張ってくれた結果。個々の力はまだまだなので、総合力で勝負していきたい」と春の全道王者札幌日大との次戦を見据えた。