昨夏の県独自大会4強の福島成蹊が、第3シードの学法石川を6回コールドで破り、昨夏の県独自大会を含む2年連続で準決勝進出を決めた。

先発した背番号9の斎藤朱璃外野手(3年)が6回を6安打3失点の好投。最速130キロ台の直球にキレのあるスライダーを武器に、打たせて取った。「仲間の守備にも助けられながら、いつも通りの投球ができた」と納得の表情だった。

打っては12安打13得点と打線がつながり、学法石川投手陣5人を打ち崩した。

これで夏の福島大会は、4強が出そろった。第1シードの東日本国際大昌平、同2シードの聖光学院、同3シードの学法石川、同4シードの磐城と春の県大会4強チームがすべて敗れる、波乱の展開となった。