北越の主将、小川稜太捕手(3年)が2-7の7回表1死二塁のピンチに3番手で登板した。

同回は後続を断ち、8回は3者凡退に仕留める。そして直後の8回裏の攻撃では先頭打者として中前打し、2得点の口火を切った。4-7と詰め寄るが、だが反撃もここまでだった。

捕手と並行する投手との“二刀流”になったのは今春から。スライダーも春以降に覚えた。9回の投球では2失点(自責1)したが、表情は澄んでいた。「悔しい気持ちはあるけれど、やり切った感はあります」。