春夏連続の甲子園を目指したセンバツ8強で福岡大大濠の最速143キロ左腕、毛利海大投手(3年)が準々決勝で散った。

8回を136球。7三振を奪ったが11安打を浴び3失点を喫した。4回無死二塁で、小6の時にソフトバンクジュニアでチームメートだった3番・向井康介内野手(3年)から左越え二塁打で先制点を奪われた。さらに0ー2の8回にも1死一塁から左越え二塁打でダメ押し点を献上。「全部真っすぐを投げたが向井が上だった」と言い、力勝負で負けた。

試合後は号泣した。だが「この夏1番のいい投球だった。持ち味はしっかり出せた」。今秋のドラフト候補ながら、進路については「大学進学になると思うが、まだ決まっていない。でも先ではプロに入って活躍できる選手になりたいと思っています」と話すにとどめた。