第5シードの磐田東は、リベンジを果たせなかった。相手は10年前の決勝戦、1-3で敗れた難敵。先発の冨田健吾(3年)は初回に2失点。その後も立て直せず、11安打5四死球と相手の勢いを止められなかった。7回コールドでの敗戦に、「甘い球を見逃してこない。もっと失点を少なくしたかった」とうつむいた。

エースの水野琉唯(るい、3年)は今年2月に右ひじを疲労骨折。今大会は中堅手として出場し、1度もマウンドに立てなかった。冨田も5月に右ひざ靱帯(じんたい)の炎症を起こし、大会2週間前に復帰。満身創痍(そうい)で夏を迎えた。初の甲子園出場は果たせなかったが、山本幸司監督(45)は「いろいろあった中でよくやってくれた」とねぎらった。