センバツ出場の北海が、今春の北海道大会優勝の札幌日大を下し4年ぶりの優勝を飾った。

10年ぶりとなる春夏連続、全国最多となる計39回目の甲子園出場を決めた。

3点リードの6回に5-6と逆転を許すも、1点ビハインドで迎えた8回1死満塁から尾崎大嘉三塁手(3年)の三塁内野安打で追いつき、2死満塁から宮下朝陽主将(3年)の遊撃へのゴロが相手失策を誘い、この間に2点を挙げ、勝ち越した。

最速150キロのプロ注目左腕、木村大成(3年)は6回途中で足がつり始め、7回から吉野龍生(3年)に継投。最後は、今夏初登板の吉野が抑えて創部120周年に花を添えた。

平川敦監督(50)は「厳しい試合でした。木村におんぶにだっこではだめだと。みんなで木村を楽にしてやろうと、吉野を送り出した。ここまで頑張ってきた吉野がよく投げてくれた」と話した。