全国高校野球大会(9日開幕)に出場する日本文理は31日、自校グラウンドでシート打撃などを行い、調整した。エースで3番打者の田中晴也投手(2年)はこの日はノースローで、打撃練習に専念した。

「疲れはもう残っていないです」。5試合で535球を投げて頂点に立った新潟大会から体調は回復したという。ただ、本格的な投球練習の再開はもう少し先を予定している。今日1日からキャッチボールを始め、「甲子園に行くまで3回くらいブルペンに入るつもり」とプランを明かす。鈴木崇監督(40)も「任せてあるので」と話し、2年生エースはマイペースで仕上げる。

一方、打撃は通常メニューをこなしている。7月31日もシート打撃で、きっちりと外野にはじき返した。新潟大会準決勝の新潟明訓戦で2本塁打を放つなど、試合が進むごとに調子を上げた。好調を維持して甲子園に乗り込む。「県大会は、どんな相手にも気持ちで負けないようにとやってきた。そこは甲子園でも同じ」。聖地でも「いつもやってきたことをやる」。普段通りに準備することを重視した。【斎藤慎一郎】