第103回全国高校野球選手権の南北海道代表・北海は10日、開会式に参加した後、兵庫・西宮市内で約2時間の練習を行った。開幕日出場校のみの参加だったセンバツに続き、春夏連続で開会式を経験。林大海左翼手(3年)は12日の神戸国際大付(兵庫)戦に向け「自分の守るレフト付近に立ち、芝がきれいに刈りそろえられて気持ち良かった。早くここでプレーがしたいと思った」と気持ちを高ぶらせた。

南大会決勝(札幌日大戦)では先発で唯一、出塁なし。5回1死一、三塁で三ゴロを放ち1打点も、結果は3打数無安打1三振。「1回走者を返せたのは良かったが、その前の打席ではチャンスで貢献できなかった。甲子園では、もっとチームに役に立てるように」と気を引き締めた。

聖地との相性は良い。センバツでの神戸国際大付戦は4打数2安打1打点の打率5割。右の阪上翔也(3年)、左の楠本晴紀(2年)両投手から各1安打ずつ放っており「春のように余計なことを考えずに、無心で打席に立ちたい」。南大会で打てなかった分は、甲子園で取り返す。

OBの西武4選手からの練習着、巨人鍵谷からのTシャツのプレゼントに続き、今度は17年夏の甲子園に出場したDeNA阪口から打撃用手袋が届いた。林は「たくさんのOBが応援してくれている。この手袋でヒットを打ちたい」。4年前、神戸国際大付に敗れた先輩の思いも背負い、リベンジの舞台に立つ。【永野高輔】

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