敦賀気比(福井)は2-3で京都国際に逆転サヨナラ負けを喫し、14年以来の準決勝進出を逃した。

9回無死一塁で3番手の左腕、竹松明良投手(3年)にスイッチしたが、1死二塁から相手8番の右前打を沼田航右翼手(3年)が失策。その間に走者を帰し、試合が終わった。

だが7回までエース本田克-吉崎空(ともに3年)の両右腕で必死の無失点リレー。堅守のいい流れから8回、2点を先制した。

5回には、長尾朝陽捕手(3年)がバントの際、右手人さし指に打球を受け、東哲平監督(41)が「もしかしたら折れているかもしれない」という状態で、その裏の守備から途中交代するアクシデントにも見舞われた。だが、一丸で対抗した。

それでも、あと1歩勝利に届かず、東監督は「選手は一生懸命やった。勝たせてやれなかった監督の責任は大きい」と悔やんだ。