帯広大谷が監督、バッテリー不在の窮地をチーム一丸で乗り越えた。

コロナ禍の影響で、感染者ではないが学校の規則で課外活動自粛中の網野元監督(49)と、打撃でも中軸を担う田中大輔投手、玉田智也捕手(いずれも2年)がベンチを外れ、16人で初戦突破した。代理で指揮を執った佐藤真司部長(47)は「こういう状況で試合をやらせてもらえることに感謝です。選手たちが踏ん張って次につないでくれた」と話した。

▽公式戦初登板で7回1失点の帯広大谷・池田彪冴(2年) ベンチに入れない田中に「戻って来るまで絶対負けない」と約束したので、守れて良かった。

▽足寄主将の武藤達海遊撃手(2年) ピンチになると声が出なくなり、相手のペースになってしまった。今後の糧にしたい。