社は先発堀田柊投手(2年)が完封で逃げ切った。

序盤から投手戦を演じた。外角カットボールで凡打を量産。速球で内角を突くほか、チェンジアップも低めに集めて、相手打線を惑わせた。5回までは無安打投球。8回は1死満塁の窮地を切り抜けると、その裏に福谷宇楽内野手(2年)が右前に決勝タイムリーを放った。自己最速137キロの堀田が「完封できてうれしい。大事なところで逆球がなかった。落ち着いて投げられた」と話せば、山本巧監督(49)は「丁寧に放れる。気持ちが強い選手」と信頼する。今夏の兵庫大会は4強だった。04年センバツ以来の甲子園出場を目指し、力量を磨く。