加茂暁星は新発田中央に4-3で勝利した。両チーム2番手投手が好投。加茂暁星の大木日向投手(2年)が3回2/3を41球投げ1安打0封。1点リードを守り抜き、番手対決を制した。

絶対に負けたくなかった。4-3の6回裏。先発エース斎藤大優(2年)に代わり、大木はマウンドに立った。4回表から登板していた新発田中央の2番手、星井翔投手(2年)と両者譲らぬ投げ合いを見せ、接戦のすえ勝利を勝ち取った。

スライダーがコースに決まったことが大きかった。

「野手に助けられた部分もあったが抑えられて良かった」。持ち味のサイドスローを低めに集め、1点差で逃げきった。

大木と星井は、中学時代NGMシニアリーグで共に汗を流し、投手同士エース争いをするライバルだった。試合前にはSNS上で「お互い頑張ろう」と話したという。大木は戦友との対決を制し「気持ちいい。楽しかった」。試合時間2時間44分の持久戦を振り返った。【飯嶋聡美】