聖光学院が13安打7得点と打線がつながり、いわき光洋を8回コールドで下し、3年ぶりとなる秋季東北大会(10月20日開幕、宮城)出場を決めた。

聖光学院は6-0の8回2死満塁。5番山浅龍之介捕手(2年)が外角直球を中前へはじき返し、試合を決めた。「この一戦を大事にしていこうと話していて、勝つことができてうれしい」。東北大会切符を懸けた一戦で3安打「猛打賞」の大活躍。安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

投げては先発したエース右腕、佐山未来(2年)が8回を6安打無失点の好投。キレのある直球を軸に、必殺のスライダーも要所でコースに決まり、6回以降はノーヒット投球。堂々のマウンド上だった。

決勝は明日29日、昨秋県王者の東日本国際大昌平と対戦する。山浅は「東北大会出場は決まったけど、負けて良い試合はない」と気持ちを引き締めた。