花巻東(岩手1位)が4年前の決勝で敗れた因縁がある聖光学院(福島1位)を4-1で破り、秋の東北王者に輝いた。花巻東は東北代表として11月20日開幕の明治神宮大会に初出場する。

<センバツ出場校 東北展望>

全32校出場の来春のセンバツの東北からの一般枠は2校。決勝は接戦だったため、順当に花巻東と聖光学院の選出が確実だ。

11月20日開幕の明治神宮大会優勝地区には、1枠が与えられる。もし花巻東が優勝した場合、準決勝で同校に延長10回サヨナラ負け(3-4)を喫し、東北4強の八戸工大一(青森2位)が有力視される。

全国で3校出場予定の21世紀枠は、東北大会出場の大館桂桜(秋田2位)、久慈東(岩手2位)が推薦候補に挙げられる。中でも大館桂桜は聖和学園(宮城3位)に6-4で勝利し、東北8強入りを果たした。能代松陽(秋田1位)も公立高で同8強入りしたが、夏3度の甲子園出場経験があるため、同枠での選出は厳しいかもしれない。例年なら各県推薦校が11月中旬、東北を含む9地区の推薦校は12月中旬に発表。来年1月下旬の選考委員会で出場校が決まる。【佐藤究】