イチロー先生が、今度は千葉にやってきた。マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(48)が3日、千葉明徳を訪れた。2日から2日間の指導を行い、最後に自身のバットを置き土産としてプレゼントした。

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全ての練習を終えた後に選手の前で「みんな、元気で声を出すし、野球大好きで礼儀正しい」とたたえた後、選手に逆質問。「(例えば)『お話、伺っていいですか?』と『てめえ、飛ばねえな~』(という話し方なら)どっちが本来の姿?」。選手らは「『飛ばね~な~』の方です」と回答すると「飛ばね~な~が本来の姿ね。どっちもあってもいいし、それができることは大変よね。僕はウソでもできないですから」とイチロー氏は大笑いした。

そして、金言を与えた。「この冬を越して、春。どうなっているか注目しています。高校生は、ひと冬で変わるから。きっかけをつかめば、冬とは違う選手になるから。今回、そのきっかけをつかんでくれたらうれしいと思っていた。(イチロー氏が)練習で使っていたバット。これを握って振って、思い出すでしょう。これを置いて帰るので。プロの選手の中でも最高のバットです。しんどくなっても、これを見て、思い出してくれれば。こんなにうまくなった、いい選手になったと報告を楽しみにしています。これから頑張って」と、エールを送った。

選手からもお礼と花束が贈呈され、イチロー氏は「ありがとうございました」と一礼。最後に全員で記念撮影をし、千葉明徳を後にした。

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