広域通信制高校のクラーク(北海道)が、初のセンバツ出場を決めた。昨秋の北海道大会は、駒大苫小牧、北海など強豪を打ち破り、準決勝で東海大札幌、決勝は旭川実と、甲子園経験を連覇して優勝。左の山中麒翔と右の辻田旭輝(ともに2年)の両エースを擁した安定した守りを軸に、甲子園初勝利を狙う。

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指揮を執る佐々木啓司監督(65)は、駒大岩見沢監督時代から数え、春夏通算13回目の甲子園となる。駒大岩見沢では83年(昭58)春ベスト8、93年(平5)春に4強進出しており、史上初の昭和、平成、令和の3元号勝利がかかっている。

◆クラーク 正式名称はクラーク記念国際。92年4月に設立された全国1万人以上の生徒が学ぶ広域通信制高校。深川本校の生徒数は167人(女子78人)。野球部は14年4月創部。創部3年目の16年夏、北北海道大会を制し甲子園出場。初戦(2回戦)で聖光学院(福島)に3-5で敗戦。現部員は2年13人、1年15人の計28人。主な卒業生にソチ五輪スノーボード女子パラレル大回転銀メダルの竹内智香。深川本校の所在地は深川市納内町3の2の40。三浦雄一郎校長。