日本高野連は17日、第94回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)に出場する京都国際が大会への参加を辞退すると発表した。近畿地区の補欠1位校の近江(滋賀)が繰り上げ出場し、大会2日目、第2試合で長崎日大(長崎)と対戦する。

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今秋ドラフト上位候補として注目される近江の右腕、山田陽翔(はると、3年)は突如、夏春連続で甲子園に臨むことになった。昨夏は投打にわたる活躍で4強の原動力に。昨秋の近畿大会は右肘痛で登板を回避したが、今月の練習試合で実戦に登板していた。山田は「出場できるうれしさよりも辞退されたチームのことを思うといたたまれない気持ちの方が強い。しかし、与えられたチャンスなのでチーム一丸となって全力プレーで頑張りたい」と談話を出した。

また、チームはPCR検査で登録選手全員の陰性が確認された。