金光大阪が木更津総合(千葉)にタイブレークでサヨナラ勝ち。初の8強入りを決めた。

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1-1で延長戦に入ったが、12回までに決着がつかずタイブレーク(無死一、二塁から攻撃)に突入。13回表に2点を失ったが、その裏に1死満塁から内野ゴロの間に1点を返す。その後2死満塁で、2番福冨龍之介外野手が死球を受けてサヨナラを決めた。1回戦で甲子園初勝利を挙げた金光大阪が、粘りを発揮して聖地2勝目を手にした。

横井一裕監督(47)は「スタンドの応援がすごい後押しで、学校一丸となって戦っているという実感を持てたのが良かった」とアルプスの応援に感謝した。タイブレークについては「守りに入る前に『1点は当たり前だから2点取られたら3点取ればいい』と子どもたちを送り出した。普通の子たちが一生懸命最後まであきらめずに戦ってくれた結果だと思います」とたたえた。

21年からは同校OBで、野球評論家の元中日吉見一起氏(37)を特別コーチに招いた。プロで最多勝などのタイトルを獲得し、通算90勝を挙げた大先輩に恩返しの快進撃だ。