今春のセンバツに出場した二松学舎大付が終盤に追い上げをみせ、日大三にサヨナラ勝ち。6年ぶりの決勝進出を決めた。

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伏兵たちが大仕事をやってのけた。3点を追う8回、途中出場の「背番号13」柴田怜英外野手(3年)の3点適時二塁打で同点に。9回2死二塁では、「背番号12」の4番、岩崎遥斗内野手(3年)が右中間へサヨナラ適時二塁打を放ち、試合を決めた。

岩崎は普段は控えの内野手。主将を務める小林幸男内野手(3年)がケガをした影響で、白羽の矢が立った。高校初のサヨナラ打に「勝てたことが一番良かったです。チームが勝つためにつなぐ意識を心掛けていました」と、ほっとした表情をのぞかせた。

春季東京大会の優勝校と準優勝校が出場する春季関東大会に、6年ぶり5回目の出場を決めた。

チーム内で新型コロナウイルス陽性者が出た影響で、初戦はコールド負け寸前まで追い込まれていた。そこからチームを立て直し「1試合、1試合を勝つことに懸けていました。今日勝てたことがうれしいです」と喜びをかみしめた。

 

▽市原勝人監督(岩崎、柴田怜英の活躍に)「チャンスが少ない中、あきらめずに粘り強くやってくれています。(練習態度もよく)ああいう風に真面目にやってる子は打ちますよ」