山梨学院(山梨1位)がセンバツ出場校同士の一戦を制し、8年ぶりに春の関東大会で勝利した。

12安打8得点と打線が爆発。4番の2年生スラッガー、高橋海翔内野手が2安打4打点とけん引した。

流れを持ってきた。まずは初回、1死二、三塁から内角135キロの直球を左前へはじき返した。先制の2点適時打は「チェンジアップでタイミングを外されたんですけど、(カウント)2-2からは直球に張ってました」と、得意球を狙った結果だった。

試合を決定づけた。6-2と4点リードの7回無死一塁では、またも内角の直球を、今度は左翼席へ運んだ。高校通算15号は「(打球を)『届け』と見ていました」と、願いが通じた1発だった。

投げては先発の最速144キロ右腕・榎谷礼央投手(3年)が6回7奪三振1失点と試合を作った。ただ、5回に打球が足に直撃。その場面は続投としたが、6回でマウンドを降りた。吉田洸二監督は「投球に影響が出ていました。打撲なのか、骨折か。これから病院に連れて行くことになるかと思います」と説明。次戦へ向けて榎谷のコンディションは気になるところだ。

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