作新学院(栃木1位)は8強で姿を消した。

今秋ドラフト候補のスラッガー・坪井蒼汰内野手(3年)擁する山村学園(埼玉2位)の強力打線を前に、投手陣が10安打5失点と踏ん張りきれなかった。

最速144キロの1年生右腕・小川哲平投手は6回から2番手で登板し、2回5安打3奪三振2失点。ほろ苦い関東大会デビューとなり「インコースに『決まった』と思ったボールがホームランになりそうになったり、簡単に三振してくれませんでした。(自己採点は)30点です」と厳しい評価だった。この日の最速は143キロだった。

7月には初めての夏を迎える。それまでに、自慢の直球のレベルアップを図る。「持ち味であるまっすぐのキレをもっと生かしたいです。振りに負けない直球を投げられるように、頑張りたいです」と前を向く。

小針崇宏監督(38)は「今時点での力を知れたのは大きいんじゃないですかね。彼は投球が出来る投手なのでね。いい勉強になったと思います」と、成長を期待する。