第104回全国高校野球選手権千葉大会(7月9日開幕)の組み合わせ抽選会が23日、県内で行われた。今大会は168校153チームが参加する。

9日の開会式(ZOZOマリン)で選手宣誓を務めるのは、薬園台の遠山楓人(かいと)主将(3年)。「今年は野球伝来150年の年でもあるので、野球ができる感謝を伝えたい」と引き締まった表情を見せた。

今夏は104回大会ということもあり、「104番」を引いた主将が選手宣誓を務めることになっていた。抽選会後は苦笑いを浮かべながら「自分が引くとは思っていなかった。(抽選会前に)チームメートと『引きたくないよな』と話していた」と明かした。

現3年生は高校入学と同時に新型コロナウイルス感染症の流行に見舞われた世代。「練習や試合が出来ないこともあったが、コロナ禍でも満足のいく練習はしてきた」。制約が多くても、前向きに努力を重ねた。

「緊張する性格なので不安もあるが、これから仲間や先生と内容を考えたい」。確率153分の1を引き当てた遠山の言葉で、千葉の夏が幕を開ける。