第104回全国高校野球選手権大会の京都大会(7月9日開幕)組み合わせ抽選会が行われ、2年連続の夏の甲子園を目指す京都国際は16日に北桑田との初戦が決まった。3月のセンバツは新型コロナウイルス集団感染のため、開幕直前に出場辞退。5月の春季京都府大会は準々決勝で西城陽に惜敗していた。主将の辻井心捕手(3年)は「投手に関してはいい形で夏を迎えられる。あの負けから、自分たちは試合の雰囲気にこだわって練習できるようになった。1人1人の意識が芽生えてチームが勝つことが第一になっている」と意気込んだ。昨夏の甲子園は4強に躍進。プロ注目の森下瑠大投手(3年)を擁し、優勝候補だ。

春の京都を制した西城陽も有力だ。12日に洛北と京都外大西の勝者と対戦することが決まった。94年以来28年ぶり2度目の甲子園出場に向けて機運を高める。主将の一本(いちもと)頌馬内野手(3年)は「外大西さんも、決勝で当たる可能性がある京都国際さんも実績があって注目度が高い。名前負けしないように。日本一になるため、甲子園出場は絶対条件。戦う相手すべてが自分たちの相手として勝っていきたい」と気合十分で、一戦必勝の気構えだ。

決勝は27日午前10時から、わかさスタジアム京都で行われる予定。