中央学院(千葉)の2年生右腕・井川一心投手が、桐生第一(群馬)のプロ注目最速146キロ右腕・北村流音投手(3年)に投げ勝った。

「相手は強いチーム。コントロールミスだけはしないように、と投げました」。力強い真っすぐに、チェンジアップでタイミングをずらしながら、打たせてとる投球で8回まで7安打5三振で3失点。9回に入り、1死から四球を出し一塁に退くも、打者1人を挟んで再びマウンドに戻り、凡打に打ち取ってリードを守り切った。

投手として入学するも、昨年は外野へコンバート。今年2月から再び投手に戻ると「外野を経験したことで鍛えられた」と、最速116キロだった球速は140キロを計測した。この日は「相手はプロ注目の投手。投げ負けないように、と思って投げました」と、思い切りの良さが経験不足をカバー。「うれしい気持ちです」と笑顔を見せた。

夏の大会直前に、急成長の井川。大きな自信を手に、千葉の頂点を目指す。