10年ぶりの甲子園を狙う春の全道王者札幌第一が、5回コールド勝ちで夏初戦を突破した。

1回2死満塁から押し出し四球で1点を先制。その後3回に4点、4回に5点と得点を重ね、10安打12得点。田中佑弥主将(3年)は「内容は別として結果として勝てたというのはよかった」とほっとした表情を見せた。

先発した左腕の渥美嘉成投手(3年)は4回2安打無失点。「わくわくというか、いい意味で緊張感があった。先のことを考えず、1イニングずつしっかりていねいに投げることができた」と振り返った。

菊池雄人監督(50)は「試合を積み重ねながら、夏はみんながつながって勝つことがすべて。夏なので一戦必勝で、出てきた課題はつぶしながら、次につなげて戦えるように準備したい」と話した。

次は5日の地区代表決定戦で札幌厚別と札幌創成の勝者と対戦する。