第104回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)を目指す南北北海道大会の組み合わせが7日、決まった。

2年連続北大会出場の旭川東が3度目のリベンジに挑む。初戦は大会2日目の第2試合で旭川明成との同地区対戦が決まった。昨秋と今春2度対戦し敗れている。今夏も地区予選前に行った練習試合で敗れた。今津慶介主将(3年)は「とにかく甲子園を狙っている以上倒さないといけない。秋と春、どっちも負けているのでやり返したい」と勝利を誓った。

今津が軸になる。春の旭川明成戦では1発を放つなど、2安打3打点と打線をけん引。今夏留萌との代表決定戦では同点の9回に勝ち越し打を放つなど、チームに欠かせない存在だ。

創部119年目。長い伝統の中でも甲子園出場は1度もない。前身の旭川中時代から夏の北大会決勝で敗れること10度。甲子園未出場校としては全国最多の準優勝を積み重ねている。最後の決勝進出は69年。今津主将は「やっぱりどこかで歴史を塗り替えないといけない。それを自分たちの代で、と練習してきた。自信はある」と語気を強める。

就任3年目の佐藤俊行監督(43)ももちろん、これまでの歴史を知っている。「決勝にいったのも相当昔なので、なかなか我々にとっても、それが近いものかというとそうではないですが、OBや東高に関わるすべての方の悲願である」と頂点を見据えている。

今津主将は「最後は勝利への執念だと思う。そこだけは負けないように強い気持ちをもって臨みたい」。甲子園までの階段は4つ。まず初戦を突破し1つずつ駆け上がる。【山崎純一】