ロッテ佐々木朗希投手(20)の母校・大船渡は、花泉に5-7で屈して初戦敗退した。

同投手を擁して準優勝に輝いた19年夏の県大会以来、3年ぶりの1勝はならず。佐々木朗の弟・怜希内野手(2年)は「1番遊撃」で出場。押し出し四球含む5四球1打点1盗塁と先頭打者の役割を果たすも、打線はつながりを欠いた。

大船渡は3点を追う5回に佐々木怜の押し出し四球などで追いついたが、6回に3点を勝ち越されると、7回にも1失点。その裏に斉藤祥平内野手(3年)の適時三塁打、次打者の遊ゴロの間に2点を返す。9回には無死一、二塁のチャンスを作ったが、あと1本が出ずに逆転勝利はならなかった。

初戦敗退となり、佐々木怜は「3年生とは去年の秋から一緒にやり、1試合で終わってしまったのは悔しい」と話した。自身は全打席出塁。「自分は打てる球を打とうと思っていて、手が出なかった球もあるが、ボール球を振らないという気持ちで打席に入った」とバットを1度も振らずに5四球を選んだ。まだ2年生。「来年も甲子園出場を目標に1戦1戦頑張りたい」と決意を示した。

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