千葉学芸が、わせがく(千葉)に県大会記録7つを塗り替えられる猛打を浴びせ、0-82で5回コールド勝ちした。

わせがくは通信制の高校で、野球部員14名(うち2人は欠場)は全員が他の部活との掛け持ちで練習は週に1日。昨秋、今春の県大会は部員が集まらず不出場も、夏は助っ人部員を集め単独出場を果たした。地方大会史上2番目の失点を喫したが、それぞれが、今できる力を発揮し、完全燃焼の夏だった。

◆夏の地方大会での高得点試合 98年青森大会の東奥義塾122-0深浦が最多。千葉学芸の82得点は2番目に多かった。東奥義塾は当時、青森大会のコールド規定が7回7点差だったため7回まで攻撃。86安打、7本塁打、33四死球、78盗塁を記録し、11打数連続安打で16打数14安打12打点の4番珍田ら5人がサイクル安打。深浦は無安打だった。翌99年からコールド規定に5回15点差が加えられた。