花巻東の2年生スラッガー、佐々木麟太郎の夏初戦は、ほろ苦いスタートとなった。2回戦の花巻農戦に「3番一塁」で出場。第1打席が二飛、第2打席が四球、第3、4打席が右飛で3打数無安打1四球だった。ここまで巨人岡本和真(智弁学園)に並ぶ高校通算73本塁打をマークしているが、1発は生まれず。チームは7回コールド勝ちした。

「場外弾」は惜しくもファウルとなった。3-0の3回、先頭で迎えた第2打席。4球目の129キロをフルスイング。弾丸ライナーで右翼へ運び、打球は球場外へ。しかし、フェアゾーンを外れた。その後、四球で出塁し、5番小沢修外野手(3年)の2ランで4点目のホームを踏んだ。

4番で高校通算52本塁打の田代旭捕手(3年)は佐々木麟について「初戦で緊張していた部分もあったと思う。打てないときは自分がカバーしたい」と思いやった。