大島海洋国際・大田桜台・葛西南・つばさ総合(東東京)が「昨日の友」を破り初戦を突破した。

相手の聖学院は今春5月まで連合チームを組んだ仲。単独で出場できることになり「独立」。すると初戦でぶつかり勝利した。8回を5失点で勝利投手となった大嶌楓投手(3年=つばさ総合)は「勝ち負けは気にせず、楽しくやろうと思った。全力を出しました」。試合後は、聖学院の小林拓真主将(3年)とハグして健闘をたたえ合った。

○…聖学院(東東京)は4年ぶりの単独出場は初戦敗退となった。部員5人のチームに1年生が7人加わり、5月まで一緒に戦った葛西南、つばさ総合などの連合チームから「独立」。その相手とぶつかって敗れた。代打で最後の打者になった渡辺梓音内野手(1年)は「1球も振れずに…。悔しい」。試合後、球場を出ると外壁を背に座り込み、傘を握りしめて号泣した。