エース右腕南沢佑音(ゆうと=3年)投手が7回を1安打無失点で抑え、9-0の大勝で初戦をものにした。

試合を振り返って南沢は「調子はあまり良くなかったが、変化球の割合など修正しながらできた」と分析した。

「今は打たせる投球を心がけている」と語る右腕だが、最速は142キロ。右肘の張りで春季大会は登録外となるも、この間に下半身強化を敢行。ウエートトレーニングやショートダッシュなどに取り組み、下半身を使ったフォームへの改善に取り組んだ。「今の真っすぐの強さにつながってきた」と成果を口にした。

中村良二監督(54)は「彼が投げると守ってても攻撃してもみんな安心して出来ている。春とは違う感じで野球が出来ているのかなと思う」とエースの復帰に手応えを口にした。

次戦に向けて南沢は「(試合の)入りがあまり良くなかった。初回からどんどん入っていけるようにというのは意識してやっていきたい」と意気込んだ。【波部俊之介】