背番号7をつけた旭川大高先発の山保が、7回4安打無失点、14奪三振と好投し、初戦突破につなげた。チーム最長身184センチ、81キロ、最速143キロの大型右腕。今春からは「投げるだけでなく打撃でもチームに貢献したい」と野手の練習も始め、この日は8回2死二、三塁から右越えに2点適時二塁打も放った。春の背番号1から7に変わったが「番号は関係ない。やれることをやるだけ」と淡々と話した。

<帯広緑陽・松井琉都5失点>

旭川大高相手に完封負けを喫した。打線は相手先発の山保、2番手池田の前に三塁を踏ませてもらえず。先発右腕の松井は8安打5失点と思うような投球ができなかった。「遠征も初めての経験で、その中でもベストな状態ではあったがチャンスで打たれてしまった」と唇をかんだ。卒業後は大学に進学し、野球を続ける予定。「プロ野球に行きたい」と将来的な目標も描いた。