花巻東が8-0の7回コールドで一関二を下し、5年連続(20年独自大会含む)で8強入りした。巨人岡本和真が智弁学園時代にマークした、高校通算73本塁打に並ぶ佐々木麟太郎内野手(2年)は「3番一塁」で出場。第1打席が一ゴロ、第2打席が二ゴロ、第3打席が右前適時打、第4打席が右中間二塁打で4打数2安打1打点だった。今大会7打席目で待望の初安打が生まれた。

初回、1死満塁で小沢修外野手(3年)が左犠飛を放って先制する。2死一、二塁で小原大和内野手(3年)が適時打。さらに2死一、二塁で千葉柚樹内野手(2年)が右中間へ適時二塁打を決めた。3回には1死一、三塁で千葉が中犠飛を放って4点目を奪った。4回は1死一、二塁で佐々木麟が痛烈なライナー性の打球を飛ばして右前適時打。続く1死一、三塁で高校通算52本塁打の田代旭捕手(3年)が中犠飛を決めた。6回にも2点を追加した。

投げては先発・大道星也投手(3年)が5回無安打無失点と好投。2番手・工藤翔大投手(3年)が1回無安打無失点、3番手・北條慎治投手(2年)が1安打無失点で7回完封リレーを飾った。

花巻東は21日の準々決勝に駒を進めた。2安打を放った佐々木麟は「一戦一戦とにかく勝って、春のセンバツの悔しさを晴らすためにチーム一丸で戦っている。どんどん上げていき、自分たちらしい野球で勝ち抜ければ」と意気込んだ。

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