駿台甲府は188センチ、94キロの大型右腕、最速145キロの平井智大投手(2年)が先発した。注目の立ち上がりは、1死から進藤天内野手(2年)が外角134キロのストレートを右翼スタンドに運んで山梨学院が1点を先制。その後失策が絡み1点を追加した。

山梨学院は3回、4安打を集めて4点を加え一方的な展開に。投げては先発の山田悠希投手(3年)が初回から5者連続空振り三振の快調な立ち上がり。4回までに2安打9奪三振で駿台甲府打線を無得点に抑えた。山田は6回1死を奪ったところで降板。散発3安打11奪三振で無得点の好投だった。しかし、2番手武藤大地(3年)が制球に苦しみ3連続四球。3番手の川口龍己投手(3年)も押し出し四球を与えた。駿台甲府の得点は押し出しによるこの1点のみに終わった。

山梨学院が序盤のリードを守りながらの快勝で、準決勝に進出した。