盛岡中央が今春県4強の盛岡三に逆転勝ちし、4強入りを決めた。プロ注目の最速152キロ右腕、斎藤響介投手(3年)は2回途中から救援登板し、7回2/3を投げ2安打6奪三振0失点と粘投した。

この日は藤田寛大投手(3年)が先発し、2回に菊地快内野手(3年)の適時打で先制したが、その裏1死満塁で四球と右越え適時打などで逆転された。さらに1死満塁から斎藤が登板し、二ゴロの間に1失点。後続を右飛に抑えたが、序盤から3点を追いかける展開となった。

斎藤は20日の盛岡市立戦から連投。それでも140キロ台の直球を軸にスライダーなどを投げ込み、スコアボードに「0」を並べ、流れは渡さなかった。1点を追う7回に熊谷大琉外野手(3年)の3ランで逆転に成功。そのまま逃げ切った。斎藤は「1点を取られたが、チームに流れを持ってこられたので良かった」と笑顔だった。

23日の準決勝は花巻東との対戦に決まった。「次も勝って優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。