昨夏王者の横浜が2年連続の4強入りを果たした。5回戦で今春王者の桐光学園を撃破した藤沢翔陵を7回コールドで下した。4打数4安打4打点と活躍した緒方漣内野手(2年)は「今日は手堅くやっていくという方針でした。送るところは送る。好機で1本出す所は出す。そういう野球が出来た」と振り返った。

最後は足をつりながらも左中間へ運んだ。5-1の7回2死満塁。1番の緒方(2年)が左中間を割る3点適時二塁打を放ち、試合を決めた。打席内で左足をつっていた緒方は、二塁に到達するとその場に座り込み、整列に向かうことができなかった。緒方は「両足つってました。最後は気合で走りました」と、満身創痍(そうい)の中で一打を放った。

試合開始前は降雨もあったが、試合中に天候は回復。厳しい日差しの中でのプレーとなった。村田浩明監督(36)も「今日はいきなり暑くなった。いつもより『(熱中症対策の)アメなめて、ゼリー飲んで』と言ってました」。その中での勝利に「一戦必勝でやっています。今日はもう終わったので、次の試合に向けてやれるだけの準備を今から始めたい」と、準決勝に照準を向けた。

準決勝は25日。第1シード藤沢清流-第2シード立花学園の勝者と対戦する。

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