春夏通じて甲子園初出場を狙った立命館守山は、昨年に続き決勝で近江の壁にはね返された。春の決勝でも1-5で敗れていた。

2年生左腕の加藤優芽(ゆうが)投手の粘りはおよばなかった。2回に先制され、4回には本塁打を含む痛恨の2失点。6回に4点目を奪われ、この回で降板した。春の決勝では救援で近江相手に好投。この日も4番の山田陽翔投手(3年)は2打数無安打に封じた。

「3年生と絶対に甲子園に行くという気持ちだった。背番号1をつけさせてもらったのに、最後に自分の投球ができなかったので悔しい。山田投手は自分の球に自信を持って投げていた。自分も自信を持って投げられるようにしたい」と成長を誓った。

今大会は高島、光泉カトリック、彦根東、綾羽と倒してきた。16年創部の新鋭は着実に経験と地力をたくわえている。甲子園への挑戦は新チームに持ち越された。