第104回全国高校野球選手権は17日、休養日を迎えた。18日は、準々決勝4試合が組まれている。特に注目は高校通算66本塁打の浅野翔吾外野手(3年)を擁する高松商(香川)と甲子園10勝の山田陽翔(はると)投手(3年)が軸の近江(滋賀)の一戦だ。

    ◇    ◇    ◇

▽甲子園・主な投打対決

◆74年夏・定岡正二(鹿児島実)VS原辰徳(東海大相模) 試合は延長15回213球を投げた定岡の勝ちだが、1年生5番の原に3安打許す。

◆81年夏・工藤公康(名古屋電気)VS金村義明(報徳学園) 準決勝で対戦。エースで4番の金村が3安打。

◆82年夏・荒木大輔(早実)VS水野雄仁(池田) 甲子園通算12勝の荒木が水野に1発含む3安打浴びるなど10失点。

◆83年夏・水野雄仁(池田)VS桑田真澄(PL学園) 3季連続Vを狙った水野だが、1年生桑田に本塁打許し敗れる。

◆85年春・渡辺智男(伊野商)VS清原和博(PL学園) 準決勝で対戦。渡辺が清原から3奪三振。

◆89年夏・大越基(仙台育英)VS元木大介(上宮) 春に大越が1発を許して試合に敗れるも、夏の再戦は4打数1安打に抑え試合にも勝つ。

◆98年春・松坂大輔(横浜)VS村田修一(東福岡) 3番投手の村田を4打数無安打(2三振)に抑え完封勝ち。

◆06年夏・斎藤佑樹(早実)VS中田翔(大阪桐蔭) 3年生の斎藤が2年生4番の中田から3三振奪い4打数無安打。

◆09年夏・菊池雄星(花巻東)VS今宮健太(明豊) 春は4打数1安打、夏は2打数無安打。

◆12年夏・松井裕樹(桐光学園)VS田村龍弘、北條史也(光星学院) 今治西戦で大会記録の22三振を奪った松井から、田村、北條の連続タイムリーで勝つ。

◆12年春・藤浪晋太郎(大阪桐蔭)VS大谷翔平(花巻東) 大谷は投げる方で9失点と完敗するも、打撃では2回に先制本塁打。

◆18年夏・吉田輝星(金足農)VS藤原恭大、根尾昂(大阪桐蔭) 藤原3安打、根尾は本塁打。3人ともドラフト1位でプロへ。