春夏通算100校目の初優勝で、甲子園の優勝旗が白河の関を越える。仙台育英(宮城)が下関国際(山口)に快勝。東北勢が阻まれ続けた決勝の壁を「13度目の正直」で乗り越えた。

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東北勢の勝利数変遷を見ると、近年のレベルアップは明らかだ。13、14年と今年は史上最多の5県が初戦を突破した。全国49代表制が定着した78年以降を見ると、78~99年の22大会は6県で年平均3・2勝。00年以降の22大会(20年は中止)は平均6・6勝と倍増している。