U18W杯が開幕し、日本がイタリアに快勝した。

今秋のドラフト1位候補、浅野翔吾外野手(高松商)は「1番左翼」で出場し、4打数2安打2打点と打線を引っ張った。

1回は左二塁打で出塁。「2球空振りして、少しフォームを小さくしてミートを中心にして結果につながった。フォームを少し変えて対応できた」と国際舞台の第1打席で修正力を発揮した。2番赤堀颯内野手(聖光学院)の犠打で三塁に進むと、3番松尾汐恩捕手(大阪桐蔭)の浅めの右犠飛で先制のホームを踏んだ。「試合が始まる前に赤堀と松尾に初回二塁以上で回そうと話していたので、それができて、松尾が犠牲フライを打ってくれた。いい形で先制点を取れて良かった」。理想的な形でチームを勢いに乗せた。

さらに2回は1死満塁から左前に2点適時打を運び、この回打者10人で5得点を奪う攻撃を呼び込んだ。

白星発進した1次リーグは5連戦で行われ、10日(日本時間11日)はメキシコと対戦。浅野は「山田キャプテン中心にみんな日本初の優勝を目標に掲げてやってる、目標へ全力でやっていきたい。1番打者として出塁を求めてやっていきたい」と意欲を燃やした。