初優勝を目指す高校日本代表がオーストラリアを10-0で下し、スーパーラウンド(R)進出を決めた。5回コールドの大勝で、開幕から破竹の4連勝だ。

1回から先手を奪った。先頭の高松商・浅野翔吾外野手(3年)が左前打で出塁。次打者のバント処理を相手投手がちゅうちょする間に三塁を狙い、悪送球も絡んで本塁に生還。さらに大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)が右前打で起点となり、押し出し四球などで幸先よく3点を奪った。2回も敵失や松尾の左中間を破る2点適時打などで一挙7点を追加した。

先発の興南・生盛亜勇太投手(3年)が2回無失点で、明徳義塾・吉村優聖歩投手(3年)と大阪桐蔭・川原嗣貴投手(3年)の無失点リレーで盤石の試合運びを見せつけた。この日が初登板となった吉村は内角直球で2者連続の見逃し三振に仕留めるなど、1回無失点とし「しっかり狙ったところに投げられた」と自信を深めた。大会直前に他選手の代替として登録。トルネード投法の左腕投手は、今後へ「しっかり結果を残したい」と意気込んだ。

日本は明日の台湾戦を残し、まずは第1関門を突破した。

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