U18W杯スーパーラウンド第3戦。すでに4位以上が確定した日本(B組2位)は米国(A組1位)と対戦、
3-2、日本リードの3回表、日本の攻撃から試合再開となった。両チーム無得点で迎えた7回に米国に逆転を許しサヨナラ負け。2勝3敗の4位となり、韓国との3位決定戦に臨むことになった。
17日に行われた試合で台湾がオランダ、韓国がイタリアを破りともに4勝1敗。試合前時点で2勝2敗の日本は決勝進出の可能性が消滅していた。日本ー米国戦は3回表、日本が3-2と逆転したところで雷を含む悪天候で中断。2時間以上再開を待ったが激しい雨のためサスペンデッドゲームとなっていた。
決勝は台湾と米国の対戦となった。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
米 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2× | 4 |
※7イニング制
【日】森本、山田、吉村、野田
試合経過
【日本1回】 1番浅野は四球。暴投で二塁進塁。2番黒田は送れず三振。3番松尾は投ゴロ。2死三塁。4番内海の左前適時打で1点先制。5番渡部は四球。6番光弘は二ゴロで1点止まり
【米国1回】 日本先発は左腕森本。1番をスライダーで空振り三振。2番を二ゴロ。3番を右飛に仕留め3者凡退
【日本2回】 7番伊藤は中飛。8番藤森は中前安打。9番海老根は送りバント。2死二塁。1番浅野はバットが捕手のミットに当たる打撃妨害で出塁。2番黒田は内野安打で満塁。3番松尾は三振で無得点
【米国2回】 日本のマウンドは森本。4番に中前安打。5番に四球で無死一、二塁。6番に左翼線へ適時二塁打され1-1同点。7番に右前適時打され1-2。8番に四球で無死満塁。日本はここで山田がリリーフ。9番を浅い右飛で1死。1番を二ゴロ。三塁走者本封。2番を中飛に仕留め追加点許さず
【日本3回】 4番内海は四球。5番渡部も四球で無死一、二塁。6番光弘は投手前へ送りバント。一塁送球が逸れ無死満塁。7番伊藤は左へ適時二塁打。2者生還し3-2と逆転。8番光弘は内野フライ。二塁手と遊撃手が交錯し落球(記録は遊撃手の失策)で満塁。ここで雷のため中断。サスペンデッドゲームに
<ここから再開>【日本3回】 相手投手は交代。無死満塁から9番海老根は三振。1番浅野も三振。2番黒田も三振
【米国3回】 3番を一ゴロ。4番は見逃し三振。5番は空振り三振。
【日本4回】 3番松尾は右飛。 4番内海は中越えの二塁打。5番渡部が投ゴロで2死三塁。6番光弘は空振り三振で得点ならず。
【米国4回】 日本3番手は吉村。6番は一ゴロ。7番は二ゴロ。8番は右飛の三者凡退。
【日本5回】 7番伊藤は見逃し三振。8番光弘セーフティーバントを試みるも凡退。9番海老根は空振り三振。
【米国5回】 9番がセーフティーバントを試みるも三ゴロ。1番は空振り三振。2番は中飛。
【日本6回】 1番浅野が死球。2番黒田が送りバントも一塁走者浅野が二塁をオーバーラン。2死走者なし。3番松尾は二飛。
【米国6回】 3番は中飛。4番は空振り三振。5番は空振り三振。日本吉村は2イニングをパーフェクト。
【日本7回】 4番内海は中飛。5番渡部は見逃し三振。6番光弘は遊ゴロで三者凡退。
【米国7回】 6番は右前安打。7番は送りバント。捕手渡部が一塁へ悪送球。一塁走者が三塁進塁狙う。三塁への送球も逸れ進塁許す。無死二、三塁。吉村のボークで3-3の同点。 日本4番手は野田。8番は空振り三振。9番に左前安打許しサヨナラ負け
スタメン
1(左)浅野翔吾(高松商)
2(右)黒田義信(九州国際大付)
3(指)松尾汐恩(大阪桐蔭)
4(一)内海優太(広陵)
5(捕)渡部海(智弁和歌山)
6(遊)光弘帆高(履正社)
7(三)伊藤櫂人(大阪桐蔭)
8(二)藤森康淳(天理)
9(中)海老根優大(大阪桐蔭)
P森本哲星(市船橋)
スーパーラウンド勝敗
チーム | 試 | 勝 | 敗 | 日本 | 台湾 | 米国 | 韓国 | メキ | オラ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 5 | 2 | 3 | - | ● | ● | ● | ○ | ○ |
台湾 | 5 | 4 | 1 | ○ | - | ○ | ● | ○ | ○ |
米国 | 5 | 4 | 1 | ○ | ● | - | ○ | ○ | ○ |
韓国 | 5 | 4 | 1 | ○ | ○ | ● | - | ○ | ○ |
メキシコ | 5 | 0 | 5 | ● | ● | ● | ● | - | ● |
オランダ | 5 | 1 | 4 | ● | ● | ● | ● | ○ | - |
※1次ラウンドの当該対戦の勝敗持ち越し
高校日本代表メンバー
大会方式
【組み分け】
A組 米国、韓国、オランダ、カナダ、ブラジル、南アフリカ
B組 日本、台湾、メキシコ、オーストラリア、パナマ、イタリア
【レギュレーション】
1試合7イニング制。8回からタイブレークを採用(無死一、二塁から開始)。1次ラウンド(R)はA、B各組6チームで総当たり戦を実施。各組上位3チームがスーパーRに進出する。勝敗が並んだ場合は(1)直接対決(2)得失点率差(3)得自責点率差(4)チーム打率(5)コイントスの順で決定。スーパーRは別組の3チームと対戦。1次Rで対戦した同組勝ち上がりチームとの対戦成績を持ち越し、計5試合分で順位決定。上位2チームが決勝へ、3、4位は3位決定戦に進む。球数制限があり、50~104球なら中1日、105球以上なら中4日の登板間隔を空けなければならない。