2連覇を狙う花巻東が、今夏甲子園出場の一関学院を破り、4強入りを決めた。これで上位3チームが参加する東北大会(10月10日開幕、山形)出場に王手をかけた。

大阪桐蔭時代の中田翔(巨人)に並ぶ高校通算87本塁打の佐々木麟太郎内野手(2年)は「3番一塁」で出場。1回の第1打席は死球、3回の第2打席は適時二塁打、6回の第3打席は中前打、8回の第4打席は左前打で3打数3安打1打点1死球だった。

花巻東が先手を取った。初回1死一、三塁で4番千葉柚樹内野手(2年)の左前適時打で先制すると、1-0の3回2死二塁では佐々木麟が左越え適時二塁打を放ち2点目。7、8回に1点ずつを返されて同点とされたが、8回裏に佐々木麟の左前打を起点に中嶋禅京外野手(2年)が勝ち越し打を決めた。藤原凛人外野手(1年)、久慈颯大捕手(2年)も続いて3連続適時打。相手の暴投も重なって、一気にリードを4点に広げた。

一方、敗れた一関学院は来春のセンバツ出場が絶望的となった。