青森山田が10-7で弘前東を振り切り、大会2連覇を決めた。野村祐主将(2年)は「個の力はなかった。チーム全員で(優勝を)つかんだ。落ち着いて戦うことができた」と、喜びをかみしめた。

青森山田は初回に1点を先制し、2回には6番川嶋悠幹内野手(2年)が2点適時打をマークするなど、打者一巡の攻撃で一挙4点を追加した。6-0の4回には、先頭の5番鈴木颯夏捕手(2年)が左翼芝生席へソロアーチ。4点差に迫られた直後の6回。1死二塁から川嶋が左中間へダメ押し2ランを突き刺した。

投げては先発した背番号「11」、桜田朔投手(1年)が5回を2安打無失点の好投。力のある直球を軸に3回までノーヒット投球を披露した。4回以降も連打は許さず、三塁すら踏ませない内容だった。

秋の青森王者として10月10日に開幕する、秋季東北大会に出場する。野村主将は「東北大会で優勝して、センバツ出場が目標。自分たちの持ち味でもある守りからリズムをつくって攻撃につなげる野球をしていきたい」と意気込んだ。