クラークが勝利し4強。準決勝は9日、決勝は10日に札幌円山で行われる。

クラークは北照に競り勝ち、2連覇へあと2勝とした。同点で迎えた8回1死一、三塁、主将の新岡歩輝投手(2年)が勝ち越しの中犠飛。新岡は投げても2試合連続完投と、投打で準決勝進出に導いた。9回裏は2死満塁のピンチを抑え「夏の敗戦で、苦しいときこそ笑顔でと意識した。最後は四球を続けてしまったが、満塁になってクイックで投げなくて良くなったことで落ち着けた」と振り返った。佐々木啓司監督(66)は「厳しい試合を乗り越えたのは大きい。新岡がしんどいところで頑張った」とねぎらった。

○俊足を生かしバント安打2本を決めたクラーク山田陽紫三塁手(1年) 守備でミスをしてしまったので、何としても塁に出てチームに貢献したかった。

●北照主将の谷口塁遊撃手(2年) 気をつけていたのに(新岡の)外のスライダーに手が出てしまった。追いついたときに勝ち越せず、もっと勝負強さが必要と感じた。

●北照の上林弘樹監督(43) 選手はよくやってくれた。夏場に成長し、この秋、力を発揮してくれた選手も複数いる。冬を越えてどうなるか楽しみ。