山梨学院(山梨1位)が山村学園(埼玉3位)に快勝した。

山梨学院の4番・高橋海翔内野手(2年)に待望の1発が出た。6-0の8回2死二、三塁、カウント1-2と追い込まれてから、内角直球をフルスイング。左翼ポール際へ飛び込む3ランとなった。得意な左投手の、得意なコース。「直球を待っていました。たまたま打てました」と笑った。高校通算29号は、来春センバツ出場とコールド勝ちを引き寄せるアーチに。打撃不振で、初戦は4打数1安打。この日も7回まで4打数無安打だったが、最終打席でうっぷんを晴らした。

ヤクルトジュニアでプレーしており、目標の選手は村上。「1発で仕留められる。逆方向へのホームランも多くて、尊敬します」と刺激を受ける。世田谷西シニアでは、清原和博氏の次男・勝児内野手とプレー。清原のいる慶応とは、順当にいけば決勝で当たる。甲子園の前に関東で、持ち味を発揮する。